(Adnkronos) – ドイツ国内のユダヤ人標的への攻撃のために武器を調達しようとした疑いのある男がデンマークで逮捕された。ドイツの主任検察官が発表したもので、容疑者であるアフガニスタン国籍の男は、イランの情報機関のためにベルリンのユダヤ人の場所や個人に関する情報を収集した疑いのあるデンマーク国籍の男と接触していたとされ、おそらく攻撃を視野に入れていたという。
この男は、デンマークからの引き渡し後、正式な起訴が行われるまでの間、予防拘禁されるべきかどうかを判断するため、ドイツの裁判官の前に連行される予定だ。イスラエルとイランの間で6月に12日間の戦争が勃発した後、ドイツの治安当局はユダヤ人およびイスラエル関連施設の保護を強化している。
ドイツはイスラエルの忠実な同盟国であり、イランの核開発計画に関する外交にイランを巻き込もうとした欧州の主要3カ国の一つであったにもかかわらず、テヘランとの緊張関係の歴史がある。10月、ドイツは、イランの治安部隊によって2020年にドバイで拉致された米国在住のイラン系ドイツ人囚人ジャムシッド・シャルマフドの処刑をテヘランの司法当局が発表したことを受け、国内にあるイランの3つの領事館すべてを閉鎖するよう命じた。イスラム共和国に残されたのはベルリンの大使館のみとなった。