(Adnkronos) – フロリダ州で本日、昨夏パームビーチのゴルフ場でドナルド・トランプ氏の暗殺を企てたとして起訴されたライアン・ラウスの裁判が始まる。男は昨年9月15日、ゴルフ場のフェンス付近で武装しているところを発見され、シークレットサービスの捜査官が発砲した後、拘束された。男は当時大統領候補だったトランプ氏の殺害未遂の罪で無罪を主張している。この罪で有罪判決を受けた場合、終身刑となる可能性がある。
ラウスの逮捕は、トランプ氏がペンシルベニア州バトラーでの集会中にトーマス・マシュー・クルックが発砲し、耳に怪我を負った別の暗殺未遂事件から2か月後のことだった。ラウスに対する裁判は、トランプ氏が最初の任期中に指名した連邦判事、アイリーン・キャノンが主宰する。キャノン判事は昨夏、マー・ア・ラーゴで発見された機密文書に関するトランプ氏に対する訴訟を却下した。
建設作業員のラウスは、7月に国選弁護人を解任した後、自身で弁護することを決めた。大統領暗殺未遂の最後の裁判は、ロナルド・レーガンに対する暗殺未遂事件だった。ジョン・ヒンクリーは心神喪失を理由に無罪となり、30年間精神病院に監禁された。