(Adnkronos) – ドイツのボリス・ピストリウス国防相は、徴兵制の問題を法律で規制する意向を改めて表明し、同時に軍はまず志願兵に頼るべきだと強調した。このテーマについても議論される社会民主党(SPD)の党大会開始の数時間前、Dpaとの会談で、ピストリウス氏は、この問題に関する自身の見解は、保守系のキリスト教民主同盟(CDU)およびそのバイエルン州の姉妹政党であるキリスト教社会同盟(CSU)の見解とは異なると強調した。
「CDU/CSUが可能な限り迅速に徴兵制に移行することを求めている要求には、私は明確に同意しません」とピストリウス氏は述べた。徴兵制による兵士の募集は実現可能ではないとも指摘し、現在兵舎や訓練場が不足しているためだと述べ、以前よりも多くのインフラを建設中であると付け加えた。今のところ、志願兵の数は十分だという。
しかしピストリウス氏は、徴兵制を拒否する人々の意見にも同意しないと述べた。「あらゆる形態の義務を排除すべきだと考える人々にも反対です」と社会民主党の同大臣は付け加え、現時点では徴兵制の導入が必要となる時期を確実に予測することは不可能だと述べた。「決定的な要素は、その仕組みが法律で定められていることです」と同氏は述べた。「当初から、私にとって重要なのは、義務を軽々しく、ましてや一方的に導入しないことでした。したがって、法案では、そのような措置には政府と連邦議会の両方の承認が必要になると規定されています」。