(Adnkronos) – 米国から追放された移民の権利擁護に取り組み、アメリカのドナルド・トランプ大統領の同盟国であるナジブ・ブケレ大統領を批判してきた弁護士、ルース・エレオノーラ・ロペス氏がエルサルバドルで逮捕された。47歳で、NGOクリストサルの汚職防止・司法ユニットの責任者であるロペス氏に対する容疑は、国家資金の「横領」であり、10年前に弁護士が選挙裁判所で働いていた頃のことである。
NGOクリストサル自身が声明で説明しているように、エルサルバドルの検察はXへの投稿で逮捕を確認した。「これまでのところ、彼女の家族も弁護士チームも、ロペス氏の居場所を突き止めることができていない」とNGOクリストサルは述べた。彼女の逮捕は「エルサルバドルの人権擁護家が直面するリスクの高まりについて深刻な懸念を引き起こしている」とグループは付け加えた。
彼女の釈放を求める訴えは数多く寄せられている。アムネスティ・インターナショナルやヒューマン・ライツ・ウォッチを含む人権団体グループは、ロペス氏の逮捕は、自らを「世界で最もクールな独裁者」と称するブケレ氏の権威主義の高まりを示していると述べた。昨年、BBCはロペス氏を世界で影響力のある100人の刺激的な女性リストに掲載し、彼女の「法律と正義への情熱」を称賛した。NGOクリストサルは、ブケレ氏によるギャングの弾圧に巻き込まれたエルサルバドル人の家族や、トランプ政権によって追放され、エルサルバドルの刑務所に収容するためにエルサルバドルに資金を提供した250人以上のベネズエラ人を支援している。