ルーマニア:再集計の結果、ジョルジェスク氏とラスコン氏が決選投票へ
(Adnkronos) – ルーマニア選挙管理委員会は、憲法裁判所が先週命じた再集計の結果、第1回投票の結果に変更はなく、極右のカリン・ジョルジェスク氏と保守派のエレーナ・ラスコン氏が12月8日の決選投票に臨むことになったと発表しました。憲法裁判所は木曜日、候補者のクリスティアン・テルヘス氏からの訴えを受けて、中央選挙管理委員会に対し、大統領選挙の票の再集計を命じていました。テルヘス氏は、辞退したルドovic・オルバン氏に投じられた票がラスコン氏に割り当てられたと主張していました。 ルーマニア常設選挙管理委員会(ANP)のトニ・グレブラ委員長は、940万票の集計後、「候補者間に大きな差はない」と述べましたが、憲法裁判所の確認を待つように求めました。確認は今後数時間のうちに行われる可能性があります。グレブラ委員長はルーマニアのテレビ局Digi24に対し、「私が確認したところでは、票の集計と再集計に大きな差はありません」と説明しました。 11月24日、ヨーロッパはジョルジェスク氏の衝撃的な勝利に揺さぶられました。ジョルジェスク氏は23%の票を獲得し、社会民主党のマルセル・チョラツ首相をわずかに2,000票上回る僅差で2位につけたラスコン氏が続きました。チョラツ氏は選挙での敗北を受けて党首を辞任しました。 親ロシア派とされるジョルジェスク氏の勝利によって、極右の台頭と欧州懐疑主義に対する懸念が高まりましたが、昨日の議会選挙で社会民主党が勝利したことで、こうした懸念は一時的に緩和されました。 …