(Adnkronos) – インドのナレンドラ・モディ首相は、パキスタンとの紛争開始以来初めてカシミールを訪問し、係争中の地域で戦略的な鉄道を開通させ、「インドの王冠の宝石」と表現しました。モディ首相は新しい施設を「驚異的な建築的偉業」と呼び、「接続性を向上」させ、インドの平野部からカシミールの山岳地帯への最初の鉄道接続を提供すると述べました。開通式典で、モディ首相は先月パキスタンとの衝突で被害を受けた家族への追加の経済支援も発表しました。「彼らの問題は私たちの問題です」と首相は強調しました。
「パキスタンは屈辱的な敗北を決して忘れないだろう」とヒンドゥー教のナショナリストである首相は群衆の前で述べ、インドが隣国に対して行った攻撃から1か月が経過したことに触れ、「今日の出来事はインドの団結と私たちの確固たる決意の大きな祝典だ」と付け加えました。36のトンネルと943の橋を持つ新しい鉄道は、全長272キロメートルで、ウダンプール、スリナガル、バラミュラを結んでおり、ギネス世界記録で「世界で最も高いアーチ橋」の称号を獲得しました。
パキスタンが管理するカシミールの首都ムザファラバード郊外では、約150人がこのプロジェクトに抗議しました。「インドに言いたいのは、開発の名の下に橋や道路を建設しても、カシミールの人々が自由を求めることを諦めさせることはできないということです」と、1990年代の混乱時にインド側から逃れてきたカシミール人が参加した集会の主催者であるアジール・アフマド・ガザリは述べました。「明確かつ明白に、インド政府に言いたいのは、カシミールの人々はインドによる強制的な支配を決して受け入れていないということです」。