(Adnkronos) – ノートルダム大聖堂は、2019年4月15日の火災後の大規模な修復作業を経て、来る12月7日に一般公開を再開します。この数年間で行われた、フランスの首都のシンボルの一つであるこの大聖堂をその輝きに戻すための作業に関するデータをご紹介します。
このモニュメントは、火災や水による被害を取り除くために必要な時間、2,063日間閉鎖されたままになります。2019年8月の鉛汚染と2020年のコロナウイルスによる2度の作業中断を経て、災害直後の現場の安全確保から再開前の最後の作業まで、5年7ヶ月22日を要しました。
Bfmtvによると、火災後、国際的な支援の大きな高まりにより、モニュメントの再建資金として、合計8億4,600万ユーロの寄付が集まりました。今日までに、これらの約束の98%が守られているか、法的拘束力のある確約がなされています。これらの支援は、150カ国、34万人の異なる寄付者から寄せられています。寄付の大部分はフランス国内からのものですが、6,000万ユーロは海外の寄付者からのもので、その半分以上がアメリカからです。(続く)
火災発生以来、パリやフランスの他の地域で、2,000人近くがノートルダム大聖堂の修復作業に従事してきたと考えられています。これは、約250の企業や工房に相当します。現場の安全を確保するため、モニュメント内部には当初、総重量1,200トンの足場が組まれ、最終的にはまさに「鉄の大聖堂」が建てられました。
パイプオルガンは火災を免れましたが、ほこりまみれになり、熱で一部が変形していました。そのため、8,000本のパイプが5ヶ月かけて慎重に取り外され、洗浄された後、2023年1月から1本ずつ組み立て直されました。オルガンは、12月7日の大聖堂の落成式で、火災後初めて再び演奏される予定です。
ノートルダム大聖堂の真のシンボルである、北の鐘楼の8つの鐘は、総重量17トン弱、つまり16,752キログラムで、大聖堂に戻ってきました。鐘は11月8日、火災後初めて鳴らされました。11月初めには、2024年パリ五輪の際にスタッド・ド・フランスで披露された新しい鐘も、ノートルダム大聖堂に届けられました。ミサの際に鳴らされる予定です。