(Adnkronos) – ロシアにまだ存在する敵対的と見なされる外国企業の資産の「強制国有化」が続いている。ウラジーミル・プーチン大統領は、日本たばこインターナショナル(JTI)の管理を「暫定管理」に移管する法令に署名した。ロシアにあるJTI傘下の4つの事業体の資産は、ロシアで登録された複数の持ち株会社を指す「インダストリアル・アセット」に移管された。しかし、実際に日本の資産が移管されたとされる会社は、昨年9月16日に登録され、クルスク地域FSBの元職員セルゲイ・ドレモフ氏が所有しているという。
JTIは1999年からロシアで事業を展開しており、同市場の40%を占めている。新たな差し押さえの波は、ドイツのメトロ、フランスのオーシャン、スイスのネスレ、物流オペレーターのFMロジスティックに及んだ。昨年10月、FSBは北海道新聞の日本人ジャーナリスト今井悠貴氏をスパイ容疑で逮捕した。日本の外務省は東京のロシア大使ニコライ・ノズドレフ氏に抗議し、財務大臣はロシアに正式に決定の撤回を求めた。JTIがロシアに持つ4つのタバコ生産工場の中で、サンクトペテルブルクの工場は際立っており、2023年には売上高が559億ルーブルから732億ルーブルに増加し、純利益は過去最高の132億ルーブルを記録した。JTIの顧客にはウィンストンやキャメルだけでなく、ロシアのピョートル1世、ロシアン・スタイル、ドンスコイ・タバクも含まれる。