(Adnkronos) – ホワイトハウスはクリスティ・ノーム氏がどこへも行かないと述べているが、この数ヶ月間ドナルド・トランプが望んだ大量移民送還政策の顔であった国土安全保障長官の後任候補の名前がワシントンの内部関係者の間で取り沙汰されるのを妨げるものではない。ポリティコによると、トランプ政権内部やキャピトルヒルで取り沙汰されている名前は、フォックスニュースのコメンテーターで元下院議員のジェイソン・チャフェッツ氏と、1月にバージニア州知事の任期を終えるグレン・ヤンキン氏である。
これらの暴露は、サウスダコタ州の元知事である彼女の政権内での在任期間が終わりに近づいているという噂を裏付けるものとなるだろう。迷彩服と防弾チョッキを着用し、移民取り締まりに当たるICE職員と共に写る写真や、サルバドールに送還された半裸の移民たちが閉じ込められた檻の前に立つ衝撃的な写真など、メディアでの露出が多かったにもかかわらず、ノーム氏の機関運営方法には不満があるようだ。
そして何よりも、彼女の機関が今年受け取った数十億ドルもの新規資金を彼女が台無しにするのではないかという懸念がある。トランプの反移民政策を実行する方法を巡る彼女と国境担当責任者トム・ホーマンとの間の緊張は言うまでもない。「彼女が辞任しようとしていると複数の人から聞いている」と政権に近い情報筋は明かし、ノーム氏の解雇ではなく、「別の機会」を追求するための自発的な退任を望んでおり、この数ヶ月間の彼女の仕事ぶりには称賛が送られるだろうと説明した。