(Adnkronos) – ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は、党のロゴと略称に関する欧州商標権を喪失しました。これは、商標、意匠、モデルの出願を管理するEU機関である欧州連合知的財産庁(Euipo)の決議によって明らかになりました。
AfDは判決に対して控訴権を行使すると発表しました。商標権の喪失により、この運動がロゴや略称を商業目的、例えば政治的メッセージを含むTシャツや販促品に使用することを他者に禁止することが困難になります。
「AfDはEuipoの決定に対して控訴し、それらが変更されると確信している」と、Dpaの要請に応えて党本部が述べました。2023年9月、ベルリンの法律事務所がスペイン東部アリカンテにあるEU事務局に商標権失効の申請を提出し、これにより取り消し手続きが開始されました。
弁護士らは、その商標が5年間継続して実質的に使用されていなかったと主張しました。Euipoは2年以上後にこの申請を認めました。当局の決議によると、AfDが提出した文書は党内部での使用のみを示しており、商標としての商業活動は示していませんでした。
AfDはまた、ミュンヘンのドイツ特許商標庁(Dpma)で、その商標のうち7つに対する取り消し手続きが進行中であり、これらは来年まで解決されない可能性が高いことを確認しました。「これらの手続きの結果にかかわらず、AfDの名称、略称『AfD』、およびロゴは、他の多くの商標や名称権によって広範に保護されている」と極右政党は述べました。