(Adnkronos) – アフガニスタンのタリバン政府外務省は、ボン総領事館の業務再開を発表しました。声明では、オンラインで予約することで領事サービスを利用できると明記されています。ドイツの通信社Dpaによると、パスポート発行サービスも間もなく再開される見込みです。
ボン領事館は、ドイツがタリバンが任命した外交官を承認したことへの抗議として、前政権の外交官や職員が一斉に辞任した後、9月に閉鎖されていました。元ボン総領事代理のハミド・ナンギアライ・カビリ氏は、9月29日にXを通じて発信されたメッセージで、外交代表部の再開は「アフガニスタン国民の機密文書や情報の安全に対する重大な脅威」であると述べていました。
昨年、ボン駐在のアフガニスタン大使と総領事が、領事サービスの提供における困難と政治的圧力を訴え、辞任していました。2021年にタリバンがアフガニスタンで権力を掌握して以来、ドイツはカタールの支援を受けて2度にわたりアフガニスタン人のグループをアフガニスタンに移送しました。これまでのところ、ロシアのみがカブールのタリバン政府を公式に承認しています。