(Adnkronos) – 中国の習近平国家主席と米国側のドナルド・トランプ大統領との韓国での会談が間近に迫る中、北京の国営メディアは、H-6K爆撃機とJ-10戦闘機の艦隊が台湾付近で「対決・衝突演習」を実施したと報じた。国営テレビの軍事チャンネルは、ソーシャルメディアの微博を通じて、島の周辺の空域と海域で「戦闘隊形」での演習と攻撃シミュレーションが行われたと伝えた。
台北は、この報道を「威嚇を目的としたプロパガンダ活動」と呼び、国民に「自由と民主主義を守るために団結する」よう呼びかけた。台湾国防部は、過去24時間で中国機4機のみが確認されたと報告し、軍事活動の増加を否定した。北京は引き続き台湾を自国の領土の一部と見なしており、習主席は必要であれば武力による「再統一」の目標を繰り返し表明している。米国務長官のマルコ・ルビオは、ワシントンと北京間の「協議を心配する必要はない」と述べ、台北を安心させようとした。