(Adnkronos) – 米国は、カリブ海で麻薬密売に関与しているとみられる船舶に対し、新たな空爆を実施した。ワシントンが開始した一連の作戦の中で、生存者が出たのは今回が初めてである。関係国を特定しなかったものの、政府関係者はABCやNBCを含む複数の米国テレビ局に対し、米軍が同日中に空爆を実施したが、これまでの5回の同様の爆撃でベネズエラ、コロンビア、トリニダード・トバゴ出身の27人が死亡したのとは異なり、乗組員全員を殺害することはなかったと述べた。
ドナルド・トランプ政権は、この作戦についてまだ公式声明を発表していない。この作戦は、米国当局が繰り返し麻薬密売船と特定してきた船舶に対する爆撃作戦の一環であるが、その証拠は一切提供されていない。数時間前、ホワイトハウスの報道官カロライン・リービットは、米国政府がこの種の攻撃を実行することの正当性を主張し、「これに関して驚くべきことは何もないはずだ」と述べた。「大統領は、長年にわたり我が国に違法薬物を密輸してきた麻薬カルテルを追及するために、あらゆる可能な手段を用いるという公約を掲げてきた」と彼女は強調した。