(Adnkronos) – 初の女性党首か、史上最年少の党首か。明日、日本では、数十年にわたりほぼ途切れることなく日出ずる国を統治してきたが、現在危機に瀕している自由民主党(LDP)が新たな指導者を選出する。9月初めに党の指導者、事実上の政府首脳の辞任を発表した石破茂氏の退任を受けてのことだ。5人の候補者が争う。勝者は新首相となる可能性があり、内政に加え、ドナルド・トランプ氏を迎え入れることが最初の課題の一つとなるだろう。しかし、議会の承認が必要であり、自民党は両院で過半数を失っている。
明日の投票を控え、再び注目が集まるのは、64歳の保守派、高市早苗氏だ。彼女は日本の「鉄の女」と見なされており、2024年まで経済安全保障担当大臣を務め、3年前に暗殺された安倍晋三氏の時代には総務大臣を務めた。1993年から国会議員を務めており、もし当選すれば初の女性党首となる。安全保障や外交に関してはタカ派と見なされている。昨年も立候補し、決選投票で石破氏に「敗れた」。これは彼女にとって党首の座を目指す3度目の挑戦となる。地元メディアが指摘するように、その政策課題は「アベノミクス」の復活に集中している。国際的な報道ではマーガレット・サッチャーと並び称されることが多い高市氏は、より多くの女性が参加する政府を約束している。
昨年、党首選に「初出馬」した際と同様に、今回も小泉進次郎氏に注目が集まっている。44歳の彼は農林水産大臣を務め、元環境大臣であり、小泉純一郎元首相の息子である。もし彼が勝利し(昨年は3位だった)、首相の座に就けば、日本の歴史上最年少の首相となるだろう。改革派と見なされ、ここ数ヶ月は穏健な声として、高騰する価格と不作の中で米政策に導入された変更の主役であった。彼は賃上げと生産性向上を約束した。「世論が求めているのは、高価格問題やその他の課題に対処するための迅速な介入であり、したがって、私は直ちに衆議院を解散して選挙を行うつもりはない」と小泉ジュニアは今朝の地元メディアの報道で述べた。高市氏も同様の意見を表明している。
今年もまた、64歳の林芳正官房長官が立候補している。彼は政治のベテランであり、党首の座を目指すのは今回で3度目となる。危機時に呼ばれる「何でも屋」と見なされている。さらに、元外交トップで自民党幹事長の茂木敏充氏(69歳)も出馬している。彼はドナルド・トランプ氏のホワイトハウスでの最初の任期中に2019年の貿易協定の主役であった。そして、元経済安全保障担当大臣で、かつて米国大使館に勤務していた50歳の小林鷹之氏も立候補している。
事実上、新しい名前はない。自民党総裁の任期は3年である。明日、590票が争われる。石破氏の後継者の名前を知るには、おそらく決選投票が必要となるだろう。もし最初の投票で5人のうち誰も過半数(590票のうち、自民党議員の半数と党員・党友の半数)を獲得できなかった場合だ。結果は明日中に判明する見込みだ。
その後、自民党が新総裁の名前を発表した後、数日中に国会で新首相が選出される。自民党が両院で過半数を失って以来、もはや何も確実なことはないが、観察者たちは指摘する。野党は分裂しており、統一戦線を張ることは難しいだろう。いずれにせよ、新しい自民党総裁は、過去5年間で4人の首相(すべて自民党)を輩出し、スキャンダルにまみれ、今日では多くの人々に見捨てられている国で、党の支持を回復させるという偉業を成し遂げなければならないだろう。