(Adnkronos) – 日本の軍艦にトマホークミサイルが搭載される。CNNによると、この艦船は米国に向けて出航し、約1,600キロ離れた目標を攻撃できる巡航ミサイルを装備する予定だ。これは、ワシントンとそのアジアの同盟国が、中国や北朝鮮といった地域諸国との「対立」の中で行った最新の動きと見られている。
イージスシステムを搭載した駆逐艦「JSちょうかい」は米国へ向かって航行しており、約1年間滞在する予定だ。この期間中にトマホークの使用を可能にするための改修作業と乗組員の訓練が行われる。これらは、6月に米国がイランの核施設に対して潜水艦から発射したミサイルと同じものだ。東京にとっては「防衛」だが、CNNはミサイルが攻撃兵器と見なされていることを強調している。
昨年初めには、日本と米国が最大400発のトマホークを購入する合意がなされた。当時、共同通信は、その目的が「中国と北朝鮮を念頭に、敵の領土を攻撃する能力を獲得すること」であると報じていた。
昨年7月、東京は、中国が南西海岸から太平洋に至る広範な地域で軍事活動を急速に加速させていることに警鐘を鳴らした。台湾や北朝鮮を巡る緊張も無視できない。「中国の軍事活動」および「その他の活動」は、「日本と国際社会にとって強い懸念の理由であり、東京にとって前例のない戦略的課題、最も広範な課題である」と、「日本の防衛2025」白書に明確に記されている。中国外務省は、これらの内容を即座に虚偽であると烙印を押し、東京が「中国の脅威」を誇張していると非難した。
駆逐艦の米国派遣を発表するにあたり、防衛省は、日本の自衛隊が「日本に対する侵攻部隊を迅速かつ長距離で迎撃・排除できる」能力を強化していることを改めて強調したとCNNは締めくくった。東京は、全長160メートル、9,500トンのこの駆逐艦が来年の夏までに任務に就けるよう期待している。