(Adnkronos) – ブルキナファソ、マリ、ニジェールは国際刑事裁判所から脱退した。ウクライナ紛争に関連して国際刑事裁判所から逮捕状が出ているロシアの指導者ウラジーミル・プーチンとの緊密な関係を持ち、非難を免れない軍事政権を持つこれら3カ国は、即時脱退を発表し、国際刑事裁判所を「新植民地主義の抑圧の道具」と呼んだ。BBCの報道によると、共同声明の中で、彼らは国際刑事裁判所の権限を認めないとしている。「国際刑事裁判所は、証明された戦争犯罪、人道に対する罪、ジェノサイド、侵略犯罪を処理し、訴追することができないことを示してきた」と声明で述べている。
英国の放送局は、国の脱退は国連への通知から1年後に正式に発効すると強調している。サヘル諸国同盟(Aes)の下に集まったブルキナファソ、マリ、ニジェールは、今年初めに西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の地域ブロックから脱退した。豊富な天然資源にもかかわらず世界で最も開発の遅れた国の一つであるこれら3カ国は、「平和と正義の強化のための地域メカニズム」を設立したいとしている。