(Adnkronos) – 中国と国境を接する北朝鮮で、弾道ミサイルを収容できる秘密軍事基地が発見された。ワシントンの国際戦略問題研究所(CSIS)が明らかにしたところによると、「未申告」のSinpung-dongミサイル作戦基地は、北平安道にあり、中国国境から約27キロの場所にある。CSISの報告によると、核弾頭を搭載可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)6~9基と、それに対応するミサイル発射装置を収容できる。「東アジアと米国本土に対する潜在的な核の脅威」となる兵器だ。
CSISがSinpung-dongの存在に関する初の詳細かつオープンソースの確認と定義したこの報告書は、この基地は北朝鮮が一度も申告していない約「15~20の弾道ミサイル基地、保守・支援・ミサイルと弾頭の保管施設」の1つであると述べている。さらに、この施設は「米国と北朝鮮の間で行われた過去の非核化交渉の対象となった形跡はない」。
この基地は、他の基地とともに、「北朝鮮の進化する弾道ミサイル戦略および高まる核抑止力と戦略レベルの攻撃能力の主要な構成要素と考えられる」と報告書は述べている。