(Adnkronos) – エジプトは、テヘランがウィーンに拠点を置く国際原子力機関(IAEA)との協力を縮小するという決定によって引き起こされた、イランとIAEAの間の亀裂の修復に向けた取り組みを加速させている。テヘランは、IAEAがイスラエルと米国によるイスラム共和国の核施設への攻撃に対して沈黙を守っていると非難している。地元メディアによると、エジプトのBadr Abdelatty外相は昨日、イランのAbbas Araghchi外相とIAEAのRafael Grossi事務局長とそれぞれ会談を行った。
エジプト外務省の声明によると、Abdelatty氏はこれらの2つの会談を、地域における緊張緩和とイランとIAEAの協力再開に向けたカイロの取り組みの一環として行った。
Araghchi氏との会談で、Abdelatty氏は外交的手段を追求し、イランの核計画に関する対話を再開するための条件を整備し、相互の信頼を強化し、地域の安定を促進することの重要性を強調した。Grossi氏との会談では、エジプトの外交官は、イランの核問題の最新の進展と、地域の国の利益のために原子力の平和利用に関する協力を強化する方法について話し合った。