(Adnkronos) – イラク保健省は本日、クリミア・コンゴ出血熱(CCHF)による死者の数が30人に増加し、今年初めから全国で合計231件の症例が登録されたと発表しました。保健省の報道官、サイフ・アル=バドル氏は声明の中で、南部のジーカール県が最も多くの感染者数を記録し、84件の症例と4人の死者が出ており、次いでバグダッドが38件の症例と6人の死者が出ていると述べました。
最新の更新情報は、6月12日にイラク保健当局が発表したデータ(123件の症例と19人の死者)からの増加を示しています。アル=バドル氏は、市民に対し、保健当局が承認した食肉処理場から肉を購入し、非常に低い冷凍温度で保存し、高温で調理して病原体を除去することを推奨しました。
発熱、筋肉痛、頭痛、出血を特徴とするCCHFは、死亡率が10%から40%と高く、1970年代後半からイラクで最も一般的なウイルス性出血熱となっています。主にダニに刺されること、または感染した動物、特に家畜の血液や組織との接触によってヒトに感染します。それ以来、イラクではCCHFの流行が繰り返し発生しています。最も深刻だったのは2023年で、587件以上の症例と83人の死者が出ており、主に南部地域が影響を受けました。