(Adnkronos) – ツバルの人口の3分の1以上が、6月16日に開始された他に類を見ないプログラムの一環として、オーストラリアへの永住を可能にする「気候ビザ」の申請を済ませています。総人口10,600人に対し、1,124件の申請が提出されており、これには家族を含む合計4,052人のツバル国民が含まれています。
「パシフィック・エンゲージメント・ビザ」と呼ばれるこのプログラムは、永住権と、メディケア、育児手当、公立教育などのサービスへのアクセスを付与します。しかし、利用可能な枠は年間わずか280で、無作為抽選で割り当てられるため、システムは非常に競争が激しくなっています。2025年の申請は7月18日まで受け付けられ、費用は25豪ドルです。
この新しいビザは、2024年にオーストラリアとツバルの間で締結された「ファレピリ連合」協定の一環であり、この協定では、自然災害や緊急事態の場合にキャンベラが群島を防衛することも約束されています。NASAの予測によると、2050年までにツバルの領土の大部分は高潮によって水没するでしょう。「初めて、ある国が気候変動の壊滅的な影響にもかかわらず、別の国の将来の主権を承認することを約束しました」と、フェレティ・テオ首相は述べています。