(Adnkronos) – 集会中に大統領に靴が投げつけられる事件が発生。舞台はケニア。被害者はウィリアム・ルト大統領。政府はこれを「恥ずべき」事件と表現し、ネット上で拡散している動画には、ミゴリ郡で行われた群衆への演説中の大統領の左腕に靴が当たる様子が映っている。ミゴリ郡は、2022年の大統領選でルト氏と争った野党指導者ライラ・オディンガ氏の拠点とされている。
地元メディアは3人が拘束されたと報じているが、BBCによると、警察はこれを確認していない。世論は、この事件を非難する声と、生活費の高騰に対する国民の不満を浮き彫りにする声に分かれている。
一方、政府関係者の安全を懸念する声も上がっている。先週ナイロビでは、野党議員が銃撃により殺害された。「もし靴が銃弾だったらどうなっていただろうか」と、大統領の所属政党の議員であるネルソン・コエチ氏はCitizen Tvに語った。3月、オディンガ氏とルト氏は、昨年の街頭抗議運動による数ヶ月にわたる政治危機を終結させるための合意に署名した。