ドイツ:キリスト教社会同盟が連立協定について投票へ

10 Aprile 2025

(Adnkronos) – 将来のドイツ連立政権の3つの政党パートナーの一つであるキリスト教社会同盟(CSU)は、本日、キリスト教民主同盟(CDU)、フリードリヒ・メルツ率いるキリスト教民主同盟(CDU)、そして社会民主党(SPD)と共に昨日ベルリンで発表された連立政権樹立に向けた合意について投票を行う。バイエルンCSUの執行委員会は、中道右派ブロックと社会民主党(SPD)との間で新たな政権を発足させるための合意を承認する見通しである。党首でありバイエルン州首相でもあるマルクス・ゼーダー氏が、本日の午後に結果を発表する予定である。 

2月23日の総選挙後、数週間にわたる交渉を経て、昨日、将来の連立パートナーは合意を最終決定し、CDUのリーダーであるフリードリヒ・メルツ氏がオラフ・ショルツ氏の後任として首相に就任する見通しである。144ページに及ぶ政府プログラム文書には、社会支出、官僚主義、開発資金の削減だけでなく、時給15ユーロの最低賃金の導入や、防衛に関する意思決定プロセスを簡素化するための国家安全保障会議の設置などが盛り込まれている。 

新政権が発足するためには、この合意は3党全てから承認を得る必要がある。SPDは、火曜日から35万8000人の党員を対象にオンライン投票を実施する。投票は2週間続き、4月29日に終了する予定である。SPDのマティアス・ミルシュ事務局長は、党員に対し「責任を果たし」、合意を承認するよう呼びかけた。CDU内部からも同様の手続きを求める声が出ているにもかかわらず、メルツ氏の党は4月28日に小規模な党大会で合意について投票を行う予定である。もし3党の草の根が予想通り合意を承認した場合、メルツ政権は5月初旬にも発足する可能性が高い。 

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北朝鮮:ニューヨークタイムズ紙、2019年の秘密任務でネイビーシールズが民間人を殺害

(Adnkronos) – 2019年に北朝鮮で行われた米海軍特殊部隊ネイビーシールズの秘密作戦は、数人の北朝鮮民間人の殺害という悲劇に終わったと報じられています。ニューヨークタイムズ紙によると、ドナルド・トランプ大統領の最初の任期中に承認されたこの任務の目的は、繊細な外交交渉中に金正恩委員長の通信を監視するための「盗聴器」を設置することでした。機密性の高いこの作戦は、同年予定されていたトランプ氏と金委員長との首脳会談に先立ち、アメリカの情報機関の「盲点」を埋めるためのものでした。  同紙が引用した軍関係者によると、計画は、原子力潜水艦で派遣され、その後小型潜水艦で北朝鮮の海域に運ばれた8人の海軍特殊部隊員からなる分遣隊が、貝を採集していた地元の漁師に遭遇した際に失敗しました。発見されることを恐れた米軍兵士は発砲し、小型漁船に乗っていた民間人を全員殺害しました。事件後、部隊は監視装置を設置することなく任務を放棄しました。  ワシントンと平壌のどちらもこの作戦を公表しておらず、機密扱いのままです。国防総省の内部調査では、殺害は交戦規定に基づき「正当化」されたと結論付けられたものの、任務を承認する前に、ホワイトハウスでは起こりうる「壊滅的な報復」への懸念がすでに高まっていました。この報告書は、トランプ氏が最近ベネズエラ沖での船舶への攻撃で11人の麻薬密売業者を殺害したと主張し、金正恩委員長との関係が凍結したままで、北朝鮮の核開発計画が妨げられることなく続いている中で、緊張が再び高まっている中で発表されました。 …