(Adnkronos) – 将来のドイツ連立政権の3つの政党パートナーの一つであるキリスト教社会同盟(CSU)は、本日、キリスト教民主同盟(CDU)、フリードリヒ・メルツ率いるキリスト教民主同盟(CDU)、そして社会民主党(SPD)と共に昨日ベルリンで発表された連立政権樹立に向けた合意について投票を行う。バイエルンCSUの執行委員会は、中道右派ブロックと社会民主党(SPD)との間で新たな政権を発足させるための合意を承認する見通しである。党首でありバイエルン州首相でもあるマルクス・ゼーダー氏が、本日の午後に結果を発表する予定である。
2月23日の総選挙後、数週間にわたる交渉を経て、昨日、将来の連立パートナーは合意を最終決定し、CDUのリーダーであるフリードリヒ・メルツ氏がオラフ・ショルツ氏の後任として首相に就任する見通しである。144ページに及ぶ政府プログラム文書には、社会支出、官僚主義、開発資金の削減だけでなく、時給15ユーロの最低賃金の導入や、防衛に関する意思決定プロセスを簡素化するための国家安全保障会議の設置などが盛り込まれている。
新政権が発足するためには、この合意は3党全てから承認を得る必要がある。SPDは、火曜日から35万8000人の党員を対象にオンライン投票を実施する。投票は2週間続き、4月29日に終了する予定である。SPDのマティアス・ミルシュ事務局長は、党員に対し「責任を果たし」、合意を承認するよう呼びかけた。CDU内部からも同様の手続きを求める声が出ているにもかかわらず、メルツ氏の党は4月28日に小規模な党大会で合意について投票を行う予定である。もし3党の草の根が予想通り合意を承認した場合、メルツ政権は5月初旬にも発足する可能性が高い。