チュニジア:サイード大統領が首相を解任、後任に元公共事業大臣

21 Marzo 2025

(Adnkronos) – チュニジアのカイース・サイード大統領は、昨年8月に内閣改造の一環として任命された技術官のカメル・マドゥーリ首相を解任し、後任にサラ・ザーフラニ元公共事業大臣を任命した。チュニジア大統領府が発表した。62歳のザーフラニ・ゼンツリ氏は、2021年10月から2023年8月まで首相を務めたナジュラ・ブーデン氏に次いで、チュニジアで2人目の女性首相となる。国連からサイード氏の政敵投獄を批判され、人権団体が自由の縮小を非難する中、チュニジアは困難な時期に就任する。  

高い公債残高と増加する公債残高を抱えるチュニジアは、長い間深刻な経済・財政難に陥っており、長年にわたって低成長と高失業率という傾向を逆転させることができていない。2019年に、いわゆるアラブの春から生まれた唯一の民主主義国家であるチュニジアの大統領に就任したサイード氏は、2022年に全権を掌握した。それ以来、4つの異なる内閣を任命し、政府の業績に対する不満を表明することが多かった。 

大統領府のFacebookページに掲載された動画では、マドゥーリ氏の解任については触れていないものの、サイード氏がザーフラニ氏に対し、「政府の仕事」の連携を強化する必要性について語り、「チュニジア国民の期待に応えるための障害」を取り除く必要性を強調している様子が映っている。大統領府によると、ザーフラニ氏の後任として公共事業大臣にサラ・ズアリ氏が任命された以外、内閣に他の変更はなかった。 

 

 

 

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イラン:建軍記念日で全国で軍事パレード

(Adnkronos) – テヘランは本日、建国記念日を迎え、国内の複数の都市で軍事パレードを行い、ドローン、ミサイル、戦車、その他の車両など、国内で生産された幅広い兵器を披露しました。国営テレビによると、テヘランで公開されたドローンには、ジェット推進式のKarrar、Arash、Mohajerの各モデルが含まれており、首都ではロシア製のS300防空システムも展示されました。このイベントに出席したハッサン・ロウハニ大統領は、軍を「国の砦」と呼び、イランの地域的な地位向上における役割を称賛しました。  今回の軍事力の誇示は、オマーンの仲介によるテヘランとワシントンの代表団による2回目の協議を前にしたものです。先週の土曜日にマスカットで行われた第1回協議は、双方から「建設的」であったとされています。これまでのところ、ドナルド・トランプ政権は、テヘランに対して外交的な働きかけと軍事的な圧力を組み合わせてきました。3月には、トランプ大統領はイランの最高指導者であるアヤトラ・アリ・ハメネイ師に書簡を送り、核開発計画に関する交渉の再開を促すとともに、外交が失敗した場合には軍事行動を起こす危険性があると警告しました。木曜日、トランプ大統領はイランの核施設への攻撃について「急いではいない」と述べ、イランは「話し合いたいと思っている」と信じていると付け加えました。  テヘラン側の交渉を率いるアッバス・アラグチ外相は、イランは「今回の協議に完全に真剣に取り組んでいる」とし、「相手側の態度に基づいて今後の進め方を判断する」と述べました。ニューヨーク・タイムズ紙によると、トランプ大統領はイランの核施設を攻撃するというイスラエルの計画を阻止し、外交的なアプローチを優先したとのことです。木曜日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、テヘランとワシントンの間で協議が続けられているにもかかわらず、イスラエルはイランが核兵器を保有することを許さないと改めて表明しました。 …