(Adnkronos) – オラフ・ショルツ首相は本日、ドイツ議会に対し、自身の政権に対する信任投票を正式に要求し、2月に予定されている早期選挙への道を開く。ショルツ氏は、11月7日に自由民主党(FDP)の財務大臣クリスチャン・リンドナー氏を解任して以来、連邦議会で社会民主党(SPD)と緑の党からなる少数派政権を率いている。投票は形式的なものとみなされており、連邦議会が政府への信任に「反対」するのは目に見えている。
ショルツ氏はその後、フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー連邦大統領に対し、議会解散を要請する。シュタインマイヤー氏には、要請を検討するために3週間の猶予がある。大統領が、予想通り要請を受け入れた場合、60日以内に早期選挙を実施する必要がある。
「我が国には、安定した過半数と、行動を起こせる政府が必要だ」とシュタインマイヤー氏は、ショルツ氏の過半数の終焉を受けて述べ、首相の要請を承認する考えを示した。大統領はすでに、2月23日(日)を早期選挙の日に選ぶことを現実的に考えていることを明らかにしている。任期満了に伴う投票日は、来年9月28日に設定されていた。早期選挙に至るための信任投票への訴えは、ドイツでは比較的まれであり、1949年の連邦共和国誕生以来、今回で5回目となる。