(Adnkronos) – ミシェル・バルニエ仏首相は、就任わずか3カ月で内閣が不信任投票で崩壊した後、本日辞任する見通しだ。首相はエマニュエル・マクロン大統領に内閣の辞表を提出し、大統領は今夜、国民に語りかけると、エリゼ宮は発表した。「フランスとフランス国民に尊厳をもって奉仕できたことを光栄に思います」とバルニエ氏は投票前の最後の演説で述べた。「この不信任案は、すべてをより深刻に、より困難にするでしょう。そのことは確かです」。
大統領としての任期が2年以上残っているマクロン氏は、後継者を選ばなければならないが、野党の一部からは辞任を求める声も上がっている。7月までは新たな総選挙が行えないため、分裂した議会は変わらないままだ。極左の国民議会が提出した不信任案は、首相が月曜日に無記名投票で社会保障の資金調達に関する法案の承認を強行した後、来年度の緊縮予算をめぐる膠着状態の中で行われた。
マリーヌ・ルペン氏率いる極右の国民連合の決定的な支持を得て、577人の議員からなる下院の過半数の331人が、政府の崩壊に投票した。ルペン氏は投票後、テレビ局TF1の取材に対し、「我々には選択の余地があり、我々の選択はフランス国民を『有毒な』予算から守ることだ」と述べた。また、マクロン氏を「現状の責任の大部分を負っている」と非難し、「大統領への圧力はますます強まるだろう」と付け加えた。