ルーマニア:再集計の結果、ジョルジェスク氏とラスコン氏が決選投票へ

2 Dicembre 2024

(Adnkronos) – ルーマニア選挙管理委員会は、憲法裁判所が先週命じた再集計の結果、第1回投票の結果に変更はなく、極右のカリン・ジョルジェスク氏と保守派のエレーナ・ラスコン氏が12月8日の決選投票に臨むことになったと発表しました。憲法裁判所は木曜日、候補者のクリスティアン・テルヘス氏からの訴えを受けて、中央選挙管理委員会に対し、大統領選挙の票の再集計を命じていました。テルヘス氏は、辞退したルドovic・オルバン氏に投じられた票がラスコン氏に割り当てられたと主張していました。  

ルーマニア常設選挙管理委員会(ANP)のトニ・グレブラ委員長は、940万票の集計後、「候補者間に大きな差はない」と述べましたが、憲法裁判所の確認を待つように求めました。確認は今後数時間のうちに行われる可能性があります。グレブラ委員長はルーマニアのテレビ局Digi24に対し、「私が確認したところでは、票の集計と再集計に大きな差はありません」と説明しました。 

11月24日、ヨーロッパはジョルジェスク氏の衝撃的な勝利に揺さぶられました。ジョルジェスク氏は23%の票を獲得し、社会民主党のマルセル・チョラツ首相をわずかに2,000票上回る僅差で2位につけたラスコン氏が続きました。チョラツ氏は選挙での敗北を受けて党首を辞任しました。 親ロシア派とされるジョルジェスク氏の勝利によって、極右の台頭と欧州懐疑主義に対する懸念が高まりましたが、昨日の議会選挙で社会民主党が勝利したことで、こうした懸念は一時的に緩和されました。  

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イラン:建軍記念日で全国で軍事パレード

(Adnkronos) – テヘランは本日、建国記念日を迎え、国内の複数の都市で軍事パレードを行い、ドローン、ミサイル、戦車、その他の車両など、国内で生産された幅広い兵器を披露しました。国営テレビによると、テヘランで公開されたドローンには、ジェット推進式のKarrar、Arash、Mohajerの各モデルが含まれており、首都ではロシア製のS300防空システムも展示されました。このイベントに出席したハッサン・ロウハニ大統領は、軍を「国の砦」と呼び、イランの地域的な地位向上における役割を称賛しました。  今回の軍事力の誇示は、オマーンの仲介によるテヘランとワシントンの代表団による2回目の協議を前にしたものです。先週の土曜日にマスカットで行われた第1回協議は、双方から「建設的」であったとされています。これまでのところ、ドナルド・トランプ政権は、テヘランに対して外交的な働きかけと軍事的な圧力を組み合わせてきました。3月には、トランプ大統領はイランの最高指導者であるアヤトラ・アリ・ハメネイ師に書簡を送り、核開発計画に関する交渉の再開を促すとともに、外交が失敗した場合には軍事行動を起こす危険性があると警告しました。木曜日、トランプ大統領はイランの核施設への攻撃について「急いではいない」と述べ、イランは「話し合いたいと思っている」と信じていると付け加えました。  テヘラン側の交渉を率いるアッバス・アラグチ外相は、イランは「今回の協議に完全に真剣に取り組んでいる」とし、「相手側の態度に基づいて今後の進め方を判断する」と述べました。ニューヨーク・タイムズ紙によると、トランプ大統領はイランの核施設を攻撃するというイスラエルの計画を阻止し、外交的なアプローチを優先したとのことです。木曜日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、テヘランとワシントンの間で協議が続けられているにもかかわらず、イスラエルはイランが核兵器を保有することを許さないと改めて表明しました。 …