ドイツ:メルケル氏、「独裁政権下の人生は、常に綱渡りだった」

21 Novembre 2024

(Adnkronos) – 独裁政権下で生きるということは、「常に綱渡りをするようなものだった」。アンゲラ・メルケル前首相は、来週火曜日に発売される回顧録「自由」の中で、こう振り返っている。週刊誌「Die Zeit」がその一部を先行公開した同書の中で、彼女は「たとえどんなに穏やかな気持ちで一日が始まっても、政治的な一線を越えてしまえば、ほんの一瞬で状況は一変し、私たちの命が危険にさらされる可能性もあった」と記している。しかし、アンゲラ・メルケル氏は、旧東ドイツのテンプリンで過ごした「幸せな子供時代」についても言及している。ハンブルク出身の牧師であった彼女の父親は、そこで神学の研修セミナーを開いていた。「両親は、私と兄弟姉妹のために、安全な場所を作ろうと全力を尽くしてくれました。私はそのことに永遠に感謝するでしょう」。 

「生き延びるための技術とは、まさにその一線を越えないように、その境界線を正確に見極めることだったのです」とメルケル氏は続ける。「私のどちらかといえば穏やかな性格と、現実的なアプローチが役に立ちました」。しかし、いつもそうであったわけではない。メルケル氏は、学生時代に、マルクス・レーニン主義の必修講義に出席せず、物理学(彼女の専攻)の演習をしていたところを見つかってしまった時のことを回想している。彼女は「静まり返った教室」から追い出され、外に出ると「膝が震えていた」。その後、大事には至らなかったものの、この出来事は彼女に深い傷跡を残した。今振り返ってみると、メルケル氏はその政権に対してある種の優越感を抱いているという。「なぜなら、あの国は結局のところ、私が生きていく上で、そして感じていく上で欠かせないものを奪うことができなかったからです。それは、ある種の屈託のなさです」。 

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