オーストリア:歴史的な協議ラウンドが開始、極右を除く政府樹立を目指す

13 Novembre 2024

(Adnkronos) – オーストリア国民党(ÖVP)、オーストリア社会民主党(SPÖ)、そして自由主義連合のNEOSは、9月の選挙で勝利したものの、単独で政権を握る議席数を持たない極右政党、自由党(FPÖ)を除外した連立政権を樹立しようと、歴史的な協議ラウンドを開始しました。  

3党による協議は、NEOS-新オーストリアと自由フォーラムが、国民党と社会民主党の協議に加わったことを受けて、本日開始されました。彼らのリーダーであるベアテ・マインル=ライジンガー氏は、「政治課題を改革する緊急の必要性」があると述べ、国の厳しい経済状況を考えると、このままではいけないことを明らかにしました。オーストリアの新聞「Die Presse」によると、ÖVPとSPÖは合わせて過半数に達するものの、その差はわずか1議席と脆弱であるため、現時点では、十分な過半数を確保するために、NEOSを3番目のパートナーとして必要としています。 

協議は、アレクサンダー・ファン・デア・ベレン大統領が、カール・ネハンマー暫定首相に対し、「国の問題を解決できる」「安定した、効果的で、完全な」連立政権を樹立するよう指示してから3週間後に始まりました。FPÖのヘルベルト・キックル党首との交渉に、どの政党も応じなかったためです。ファン・デア・ベレン氏は、これらの協議は、国の安定を確保するために「必要なだけ」長引く可能性があることを繰り返しつつも、「可能な限り短期間で」行われるべきだと強調しました。「選挙は、1位になった政党が自動的に政府を樹立する競争ではありません」と述べました。 

Don't Miss

イラン:テヘラン、米国の制裁解除でウラン濃縮の削減に前向き

(Adnkronos) – テヘラン政府は、イランに課されたアメリカの制裁の解除と引き換えに、ウラン濃縮計画を一時的に縮小する可能性に前向きな姿勢を示した。「限られた期間であれば、濃縮能力に関する一連の制限を受け入れることができる」と、マージド・タジト・ラヴァンチ・イラン外務次官は、交渉中の米国との「信頼向上のための措置」について語った。タスニム通信が報じた。  「我々の行動は一方的な措置ではなく、イランの核開発計画が完全に平和的なものであるという信頼を高めるための一連の措置の一環である」と強調した。「その代わりに、相手側は制裁を解除するための措置を講じなければならない」と付け加えた。 …