(Adnkronos) – ホワイトハウスへの復帰を目指すドナルド・トランプ氏は、世界一の富豪であるイーロン・マスク氏だけでなく、他のアメリカのスーパー億万長者からの支援にも頼ることができます。これは、7月下旬に大統領候補になって以来、10億ドルという記録的な資金を集めているカマラ・ハリス氏に対抗するためです。
連邦選挙委員会に提出された文書によると、「テック長者」であるマスク氏が過去3か月間に7,500万ドルを寄付したのに対し、カジノ王シェルドン・アデルソンのイスラエル系アメリカ人の未亡人であるミリアム・アデルソン氏は、同時期に9,500万ドルを寄付したことが明らかになっています。2021年に亡くなった夫とともに、過去10年間、共和党の主要な資金提供者であったアデルソン氏は、マスク氏が資金提供しているアメリカ・パックと同様に、より多くの資金で共和党の選挙運動を支援するスーパーPAC「プリザーブ・アメリカ」の資金提供者です。
3番目のスーパーPACであるレストレーション・パックにも、包装業界の大物であるリチャード・ウイライン氏が唯一の資金提供者として名を連ねています。ウイライン氏は、過去3か月間に同グループに4,900万ドルを寄付しており、寄付総額は5,900万ドルに達しています。
この大物実業家を支援する他の億万長者の中には、マーベルの元幹部であるアイク・パールマター氏がおり、彼は妻のローラさんとともに、先月、スーパーPAC「ライト・フォー・アメリカ」に500万ドルを寄付しました。
選挙運動への資金提供においてより大きな自由と制約の少なさを得るために設立された政治活動委員会(PAC)は、このトランプ氏の最終盤における主な武器となっているようです。副大統領の公式な資金集め団体であるハリス・ビクトリー・ファンドは、前四半期に6億3,300万ドルを集めたのに対し、大物実業家のトランプ47は、その5分の1にあたる1億4,500万ドルを集めたことからも、そのことがわかります。