北朝鮮:新たな制裁監視グループが発足、イタリアも参加

16 Ottobre 2024

(Adnkronos) – 韓国、米国、イタリアを含む11カ国が、北朝鮮による制裁違反を監視するための新たな共同メカニズムを立ち上げようとしている。これは、ロシアが昨年3月、北朝鮮に対する国際的な制裁を監視する国連専門家グループの任期更新に拒否権を行使し、北朝鮮の禁止されている核兵器や兵器プログラムに対する公式な監視を事実上終了させたことを受けて、韓国外務省が発表した。 

ロシアの拒否権は大きな批判を浴び、ワシントンは、北朝鮮との「共謀を専門家グループの報告書に隠蔽するための利己的な努力」と呼んだ。それ以来、ソウルや他の国々は制裁の監視を継続するための代替方法を模索しており、その結果、韓国、日本、米国、イタリア、フランス、英国、ドイツ、オランダ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで構成される多国間制裁監視グループ(MSMT)が誕生した。  

MSMTは、「国際的な平和と安全を維持し、世界的な不拡散体制を維持し、北朝鮮の大量破壊兵器と弾道ミサイル計画に由来する脅威に対処するという我々のコミットメントに沿ったものだ」と、加盟国は共同声明で述べた。MSMTは、「国連安全保障理事会の決議の制裁措置の違反と回避を監視し、報告する」。「我々の希望としては、以前の体制を継続することだった」と、カート・キャンベル米国務副長官はソウルでの共同記者会見で述べた。「この道はロシアの強硬姿勢によって阻まれたため、これが我々が採用したアプローチだ」。「共通の目的を持つ国々のこのグループは、以前に行われた作業や報告のいくつかを克服する可能性を秘めている」と、キャンベル氏は締めくくった。 

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(Adnkronos) – ラオスで開催されたASEAN首脳会議を機に行われなかった米中国防相会談を巡り、両国の応酬が続いている。中国は、ワシントンによる台湾への支援を非難している。台湾は事実上独立した島だが、北京にとっては「反逆的な省」であり、「再統一」されるべき存在であり、米国は「民主主義」の名の下に防衛を支援することを約束している。  CNNが米国当局者の話として報じたところによると、ロイド・オースティン国防長官はラオスで魏鳳和(ウェイ・フェンホー)国防相との会談を希望していたが、中国は、習近平国家主席とジョー・バイデン米大統領がペルーで会談した直後に、米国が台湾に武器を売却したことを理由に、会談の申し出を拒否したという。  オースティン氏自身が昨日、記者団に対し、「残念な」決定だと語っていた。そして今朝、中国国防省の呉謙報道官は、ワシントンが今回の事態の「唯一の責任者」であるとして非難した。  中国国営新華社通信によると、呉報道官は、「米国は、台湾に武器を売却して中国の根本的な利益を損ないながら、何事もなかったかのように振る舞い、中国と軍事的接触を求めることはできない」と述べたという。   米国に対し、「誤りを直ちに正し、中国の利益を尊重し、双方のハイレベルな軍事交流のための良好な条件を作り出す」よう改めて求めた。 …