(Adnkronos) – フリードリヒ・メルツ氏が首相になれば、閣僚ポストにおける男女平等を保証するために行われてきたこれまでの政府の措置は廃止されるだろう。「前連邦政府では、国防大臣があまりにもひどいことになりました」と、キリスト教民主同盟(CDU)党首であり、次期選挙でキリスト教連合(CDU/CSU)の首相候補であるメルツ氏は述べ、昨年批判の中で辞任したクリスティネ・ランブレヒト前国防相に触れた。
メルツ氏は、テレビ局n-tvのインタビューで、ランブレヒト氏をオラフ・ショルツ首相率いる連立政権の男女平等政策の落とし穴の一例として挙げた。ランブレヒト氏は国防相として「明らかな間違い」だったと述べ、そのような間違いを繰り返したくないと強調した。「我々は女性にも恩恵を与えていないのです」とメルツ氏は述べた。同時にメルツ氏は、CDUの党組織内で女性を指導的立場に就かせることを目指していると発表し、将来の政府でも、少なくともその方向で努力すると述べた。