(Adnkronos) – NATO加盟への招待、用途を制限しない武器の供与、抑止力、戦略的経済力、戦後構想。これらが、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が議会に提出した「勝利のための計画」の5つのポイントであり、「遅くとも来年中に」紛争の解決に繋がるはずのものであり、3つの機密付属文書も含まれています。この計画は、今後2日間にブリュッセルで開催されるNATO国防相会合でも議題となり、イェンス・ストルテンベルグ事務総長は、キエフのNATO加盟は「不可逆的」であると述べています。
計画の5つのポイントは次のとおりです。
1. NATO加盟への招待。計画完了に不可欠な最初のポイントは、NATOからの招待です。実際の加盟はまだ先のことですが、加盟への招待は、ロシアとウラジーミル・プーチン大統領に対する強力なメッセージとなります。「招待は、決意だけを必要とする強力な決断です」とウクライナ大統領は述べています。
2. 使用制限のない武器の供与。ゼレンスキー大統領は、「クレムリンにとって戦争を身近なものにする」ために必要な武器のリストを作成し、自衛のために必要としています。また、ロシアの攻撃を抑止するための訓練と防空能力、同盟国からのリアルタイムの衛星データ、ロシア国内への攻撃のために供与された武器の使用に関するすべての制限の解除、ウクライナ領土上のミサイルや無人機の撃墜に対する同盟国の支援も要請しました。これらの措置の多くは、戦争への直接関与の「レッドライン」を越えることへの西側の懸念により、これまで阻止されてきました。
3. 抑止力。この計画では、ロシアからのいかなる軍事的な脅威からもウクライナを守るのに十分な、非核の戦略的抑止力の包括的なパッケージを自国領土に配備することも想定されています。これに対し、モスクワは戦争の公正な終結のための「誠実な」外交プロセスへの参加を受け入れるか、ウクライナへの支援によりもはや戦い続けられなくなるかのどちらかです。具体的な兵器は、ゼレンスキー大統領が議会での演説で明らかにしませんでしたが、米国、ドイツ、フランス、英国の首脳はキエフの要求を知っていると述べました。
4. 戦略的経済力。ウクライナは、欧州連合と米国の partenaires に対し、リチウム、ガス、チタンなど、ウクライナが保有する重要な資源の共同利用に関する特別協定を締結し、将来的には共にエネルギーを生産することを提案しています。
5. 戦後構想。最後に、ゼレンスキー大統領は、戦争終結に伴い、ウクライナは、特に熟練した戦闘に慣れた軍隊の貢献により、欧州の安全保障の向上に参加できると主張しています。「パートナーが同意すれば、我々は、戦後、欧州に駐留する米軍の部隊の一部をウクライナの部隊に置き換えることを想定しています。ウクライナ人は、ロシアの悪意を克服できる力であることを証明しました」と大統領は述べています。