ドイツ:ブランデンブルク州の選挙で中道左派のSPDが勝利、AFDは僅差で敗北

23 Settembre 2024

(Adnkronos) – 中道左派の社会民主党(SPD)は、ドイツ東部のブランデンブルク州で行われた選挙で、極右の「ドイツのための選択肢」(AfD)に対する辛勝を得ました。ブランデンブルク州の現職首相であり、11年間州を率いてきたSPDのディートマー・ヴォイドケ氏は、州選挙管理委員会の暫定的な公式結果によると、30.9%の票を獲得して再び首相の座を獲得しました。一方、AfDは29.2%の票を獲得しました。投票率は72.9%で、ブランデンブルク州の州議会選挙としては過去最高となりました。 

SPDは、旧東ドイツで共産主義体制が崩壊した後、1990年に同州で最初の民主的な選挙が行われて以来、ブランデンブルク州を統治してきました。AfDの29.2%という数字は、2019年の選挙で獲得した23.5%の票から大幅に増加しています。しかし、世論調査ではAfDがわずかにリードしていたため、AfDは勝利を期待していました。 

一方、新興のポピュリスト政党であるザラ・ワゲンヘヒト同盟(Bsw)は、ブランデンブルク州での初の州議会選挙で13.5%の票を獲得しました。この政党は今年初めに結成されたもので、左派の社会政策と、反移民の強硬な立場、そしてウクライナに対するドイツの支援への断固たる反対を組み合わせたものです。 

中道右派のキリスト教民主同盟(CDU)は、世論調査ではさらに多くの票を獲得する可能性があるとされていたにもかかわらず、12.1%の票しか獲得できませんでした。これは、旧東ドイツで行われた州議会選挙でCDUが記録した過去最低の結果です。 

現在、ヴォイドケ氏が率いる州連立政権に参加している緑の党、極左の「左翼党」、そして保守的な自由民主党は、州議会に入るために必要な5%の阻止条項を下回りました。 

Don't Miss

米国と中国:国防相会談が実現せず、「すべてはワシントンと台湾への武器供与のせい」

(Adnkronos) – ラオスで開催されたASEAN首脳会議を機に行われなかった米中国防相会談を巡り、両国の応酬が続いている。中国は、ワシントンによる台湾への支援を非難している。台湾は事実上独立した島だが、北京にとっては「反逆的な省」であり、「再統一」されるべき存在であり、米国は「民主主義」の名の下に防衛を支援することを約束している。  CNNが米国当局者の話として報じたところによると、ロイド・オースティン国防長官はラオスで魏鳳和(ウェイ・フェンホー)国防相との会談を希望していたが、中国は、習近平国家主席とジョー・バイデン米大統領がペルーで会談した直後に、米国が台湾に武器を売却したことを理由に、会談の申し出を拒否したという。  オースティン氏自身が昨日、記者団に対し、「残念な」決定だと語っていた。そして今朝、中国国防省の呉謙報道官は、ワシントンが今回の事態の「唯一の責任者」であるとして非難した。  中国国営新華社通信によると、呉報道官は、「米国は、台湾に武器を売却して中国の根本的な利益を損ないながら、何事もなかったかのように振る舞い、中国と軍事的接触を求めることはできない」と述べたという。   米国に対し、「誤りを直ちに正し、中国の利益を尊重し、双方のハイレベルな軍事交流のための良好な条件を作り出す」よう改めて求めた。 …