(Adnkronos) – 1日2時間、それ以上はなし。それが、日本の豊明市の市民がスマートフォンに費やすことができる時間となる。名古屋の工業都市郊外で、電話、ノートパソコン、タブレットのより適切な使用を促進することを目的とした条例を、市長の幸喜正文氏が決定した。現時点では、推奨される2時間の制限を超過した場合の罰則は設けられておらず、この制限は大人と子供に区別なく適用され、市議会で賛成12票、反対7票で承認された。
AFPのインタビューに対し、幸喜正文氏は「スマートフォンの過度な使用による悪影響、特に直接的な人間同士のコミュニケーションの著しい減少」を懸念していると述べた。「電車の中でも、皆が携帯電話を見つめていて、誰も話さなくなってしまった。これは正常とは言えない。だから、住民がスマートフォンを使いすぎているのではないかと考える機会を作りたかった」と語った。
目標の一つは、市民がより長く、より良い睡眠をとれるようにすることで、健康を改善することだ。豊明市の条例では、特に小学生には午後9時以降のスマートフォンの使用を避け、中学生と高校生には午後10時以降の使用を控えるよう勧告している。研究によると、スマートフォンが睡眠を妨げ、それが精神衛生に影響を与える可能性があることに加え、ソーシャルメディアの過度な使用は孤独感、うつ病、不安と関連していることが示されている。